恐怖の電話占い師
厚顔無恥な電話占い師の続きです。
電話占い師Aと縁を切ってから僕には平穏な日々が続きました。
しかし、恐怖は僕達の足元まで近づいてきていたのです。
ある日、友人Bが僕に相談を持ちかけてきたのですが、どうやら自宅に嫌がらせをされているのだそうです。
初めは自転車が倒れていたり、集合ポストがへこんでいたりしていた気がしたのですが、さほど気にはしていませんでした」。
ですがある日、家のドアノブに魚の内臓の様な異臭を放つ液が塗りたくられていたそうです。
その時、話している友人Bの顔は蒼白になっていましたが、僕の顔も同様だったと思います。
その後、友人Cにも話したのですが、友人Cも同じ意見で電話占い師Aの仕業だと断定していました。
改心した電話占い師へ続きます。
最低限、占い師としての常識は欲しいところであります。 電話占いのすすめ
電話占いの内容は、あまり人に話さない方が良いと思います。 電話占いと人に話す
寝てしまう電話占い師など言語同断です。 電話占いと寝起き
改心した電話占い師
意外にも友人Cは恐怖感を感じておらず、電話占い師Aならばとっちめてやると息巻いていたのです。
少し心強く思いながら友人Cと共に友人Bの家に向かっていると、遠目から友人Bの家の前に人影が見えたのです。
僕と友人Cはとっさに身を隠し、闇に目がなれるのも待ちました。
すると、人影は友人Bの家のドアに向かって何かをしているのがわかったのです。
さっきまで強気だった友人Cに目をやると、小刻みに震えていました。
僕も怖かったのですが、証拠を押さえる決定的チャンスだと思ったので、影に向かって走りよりました。
やはり人影の正体は電話占い師Aであり、逃げられないように腕を抑えるとなんの抵抗もせずに座り込んだのです。
音に気づいて友人Bが出てこようと玄関のライトをつけるとドアに一杯の「呪」の文字。
足が竦みましたがここで引いてはならないと、僕は精一杯電話占い師Aに対して説教をしたのです。
友人Bも友人Cもただ見ていただけですが、予想外に電話占い師Aが泣き出して謝罪したので、、思わず許してしまいました。
その後、電話占い師Aを帰した後、友人Bの家で晩酌をして、僕はいい気分で家路についたのですが、家に入るときに何か違和感がありました。
嫌な予感をぬぐいながらもドアに近づくと、ドアには大きく「呪」の文字が書いてあり、ドアノブを握るとヌルッとした感触と共に背後に気配が…。
完